中医学とは?

中医学とは中国に伝わる伝承医学で、中国人が何千年前からの経験を統括することで生み出した医学です。中医学は人と自然界との関係を重視し、人間も自然界の一部でありたえず自然界の影響を受けていると考えます。
人体は外部環境の変化に合わせて、身体のリズムを調節し外界の変化に適応させているのです。

中医学では身体を治療する際に身体から出ているサインを『四診』という方法を使い診ていきます、現代医学ではCTやMRI、レントゲン等を使って体をみていきますが、中医学では四診を使い気血津液の状態、五臓六腑の状態、どの経絡に病邪が入っているかなどを診ていきます。

四診とは?

四診とは『望診』『聞診』『問診』『切診』のことを言います。
『望診』・・視覚を通して病態を診る方法
『聞診』・・聴覚・臭覚を通して病態を診る方法
『問診』・・問いかけ応答により病態を診る方法
『切診』・・手を使って病態を診る方法

気血津液とは?

気・血・津・液とは人体の生命活動を維持する為の重要な物質です。これらは食事をすることで身体から作られます。気・血・津・液はそれぞれ別の物質であるが、互いに形を変え、生まれ変わったりしながら協調しあっています。これらは臓腑・経絡を機能させる重要な物質です。

五臓六腑とは?

『五臓』・・(肝・心・脾・肺・腎)の事を言います。
『六腑』・・(胃・小腸・大腸・胆・膀胱・三焦)のことを言います。
※三焦の考えは現代医学にはありません、三焦とは水の通り道の事を言います。
これらは現代医学と同じ言葉を使っていますが、同じ生理機能を持つところも若干ありますが、現代医学の物とは別のものと考えて頂くのがいいかと思います。簡単に言うと、『五臓』とは先ほど説明した気血津液を作ったり貯めておくところです。『六腑』は見て頂くと分かるように食事の通り道のことを言います。

経絡とは?

経絡とは全身に網の目のように縦横に分布している気血の通り道の事で、陰陽のバランスをはかり、外邪から身体を防御したりします。また病気になった時に病状を反映する通路としても使われます。鍼灸はこの経絡に刺激をして臓腑の調節を行い経絡の滞りを改善することで治療をしています。

簡単に説明しますと、経絡は線路みたいなもので、線路の途中にある駅がツボにあたります。線路を電車がスムーズに走っている時の身体は健康なのですが、駅又は線路で事故が起きると電車が走れなくなります。そうすると身体は痛みや色々な症状が出て来ます。そこでツボ又は経絡に鍼をすることによって治療をします。事故が片付いた線路はまた電車が走れるようになるので、身体も正常に戻ります。